鉄道を主とした公共交通ブログ

鉄道を主とした情報を掲載します。

駅の歴史と名所案内 京都駅 KYOTO STATION

駅名 京都駅
旧漢字 京都
よみ きょうと
歴かな きやうと
発音 キョート
所在地 京都市下京区東塩小路町90
電報略号 キト(オサキト)
事務管理コード △610116
貨物取扱駅コード 6010
マルス入力コード オサキト
マルスカナコード キョウト
スリーレターコード 
鉄道事業者 西日本旅客鉄道東海旅客鉄道近畿日本鉄道京都市交通局
所属路線 東海道本線山陰本線奈良線東海道新幹線近鉄京都線地下鉄烏丸線
乗入路線 東海道本線(JR-A31)
     山陰本線(JR-E01)
     湖西線(JR-B31)
     奈良線(JR-D01)
     東海道新幹線
     近鉄京都線(B01)
     地下鉄烏丸線(K11)
キロ程 東海道本線 東京起点 513.6km
    山陰本線 京都起点 0.0㎞
    奈良線 木津起点 34.7 km
    近鉄京都線 京都起点 0.0km
    烏丸線 国際会館起点 10.3km
                                                              

 

名所案内標記載事項(国鉄営業局昭和30年4月)
 京都御所 北方1.6粁 市電堺町御門下車
 桃山御陵 明治天皇御陵(旧桃山城本丸址) 南東6粁 京福電車伏見桃山、奈良電桃山御陵下車
 伏見稲荷 商売の神 本堂御茶屋国宝 南東4粁 市電東福寺下車
 桂離宮 建築庭園の美、もと桂宮家の離宮 西方6.5粁 新京阪電車桂下車
 東福寺 禅寺5山ノ1 国宝建築物、紅葉の名所 東南2粁 市電東福寺下車
 三十三間堂 一千体観音像国宝、堂宇国宝 東方1.5粁 市電東山七条下車、徒歩18分
 恩賜京都博物館 国宝美術品史料を常時陳列公開 東方1.5粁 市電東山七條下車、徒歩18分
 豊国神社 国宝唐門は桃山城の遺構 東方1.3粁 市電七条大橋下車
 清水寺 桜と紅葉の名所 東北方3粁 市電東山五条下車徒歩35分
 円山公園 四季行楽の中心、枝垂桜は二世 東北方3.5粁 市電祇園石段下車
 八坂神社 祇園祭(7.17)祇園三大祭りの1 東北方3.5粁 市電祇園石段下車
 智恩院 浄土宗大本山、本堂、山門国宝 東北方4.1粁 市電祇園石段下車
 南禅寺 禅寺五山の随一 東北方5.5粁 市電岡崎東天王寺
 岡崎公園 図書館、グランド、動物園 東北方4.5粁 市電東山二条下車
 平安神宮 桜の名所、見頃4月中旬 東北4.5粁 市電東山二条下車
 銀閣寺 銀閣、東求堂国宝、史蹟、名勝の庭園 東北7.7粁 市電銀閣寺下車
 下鴨神社 北方6.7粁 市電河原町今出川下車
 上賀茂神社 葵祭(5.15)上、下両社 北方8粁 市バス上加茂下車
 金閣寺 金閣国宝 西北方7.5粁 市電金閣寺前下車
 大徳寺 紫野の禅堂、国宝山門は千利休の建立 北方7粁 市電大徳寺
 北野の天満宮 梅の名所、秀頼建立の社殿国宝 西北方6.8粁 市電北野下車
 恩賜元離宮二条城 徳川将軍の舘、二の丸御殿国宝 北方7粁 市電堀川御池下車
 西本願寺
 東寺(弘法さん) 真言宗の本山、国宝仏像が多い 西南2粁 市電東寺東門前下車
 鞍馬山
 詩仙堂 石川丈山の庵室、紅葉の名所 東北10粁 叡山電鉄一乗寺下車
 曼珠院 天台宗山門蹟の1 紅葉の名所 東北11粁 叡山電鉄修学院下車
 大原寂光院 建礼門院草庵のあと、紅葉の名所 東北18.7粁 叡山電鉄前下車
 八瀬遊園地 温泉プール、竜ヶ滝スケート場 東北12粁
 仁和寺 御室の桜 見ごろ4月中旬 西北約4粁
 高雄神護寺 紅葉の名所 仏画国宝 西北16粁 国営自動車山城高雄下車
 栂尾高山寺 明惠上人の創立、茶栽培の発祥地 西北16.5粁 市バス高雄下車
 広隆寺 南北朝講和の由緒の地、壁画は桃山時代の傑作、真言宗別格本山 西北16粁 嵐山電車大手前下車
 嵐山 桜、紅葉の名所、月見、雪見 西北16粁 嵯峨駅下車
 西芳寺 苔寺、庭園の石組が数10種の苔につゝまる 新京阪嵐山線上桂下車
 石清水八幡宮 本殿、外電、楼門など国宝 西南16粁 京阪電車八幡町下車
 妙心寺 禅寺 襖絵国宝 西北6.5粁 嵐山電車妙心寺、市電西ノ京円町、山陰線花園駅下車
 平野神社 桜の名所、品種が多いので有名 西北6.5粁 市電平野神社前下車
 万福寺 黄檗宗の本山、堂宇は中国風 南12粁 京阪電車宇治線黄檗下車
 醍醐寺 五重塔(京都最古建築) 壁画仏像国宝 南東11.5粁 京阪バス醍醐三宝院前下車
 三宝院 障壁画 庭園桃山時代 南東11粁 

 

 

歴史

国鉄・JR
1876年(明治9)9月5日 大宮通仮停車場(現在の京都貨物駅付近)~向日町駅間の官設鉄道が仮開業。
1877年(明治10)2月5日 明治天皇を迎えて鉄道開業式を挙行。
1877年(明治10)2月6日 京都停車場(京都駅)が開業。大宮通仮停車場を廃止。
1879年(明治12)8月18日 官設鉄道が当駅から大谷駅まで延伸。この路線はその後大津駅(後の浜大津駅)まで延伸され、さらに後には東海道本線の一部となった。
1895年(明治28)9月5日 奈良鉄道(現在の奈良線)が当駅~伏見駅間を開業させて乗り入れ。
1897年(明治30)4月1日 奈良鉄道の京都駅を七条駅として分離。
1897年(明治30)11月16日 京都鉄道(現在の山陰本線)が大宮駅(のちに廃止)から延伸して当駅に乗り入れ。
1905年(明治38)2月7日 奈良鉄道が関西鉄道に事業譲渡。七条駅関西鉄道の駅となる。
1907年(明治40)8月1日 京都鉄道が国有化。
1907年(明治40)10月1日 関西鉄道が国有化。七条駅国有鉄道の駅となる。
1908年(明治41)6月1日 旧・奈良鉄道の七条駅を当駅に統合。
1909年(明治42)10月12日 国有鉄道の線路名称制定。新橋駅(のちの汐留駅)~当駅~神戸駅間は東海道本線、旧・奈良鉄道の路線は奈良線、旧・京都鉄道の路線は京都線となる。
1912年(明治45)1月31日 線路名称改定。京都線山陰本線編入される。
1913年(大正2)6月21日 貨物の取り扱いを新設の梅小路駅に分離。
1914年(大正3)8月15日 2代目駅舎の使用を開始。木造ルネサンス様式の建物で豪華な貴賓室を備えていた。最終的に1915年10月完成。
1921年(大正10)8月1日 新逢坂山トンネルの完成により、馬場駅(現在の膳所駅)~当駅間を新線に切り替える。同時に奈良線旧線(伏見駅~当駅間)が廃止され、桃山駅稲荷駅間に新線を建設し、東海道本線旧線(稲荷駅~当駅間)を奈良線編入
1934年(昭和9)1月8日:駅構内で呉海兵団入営臨時列車の見送り客圧死事故(京都駅跨線橋転倒事故)が発生。
1950年(昭和25)11月18日 駅構内の食堂からアイロンの不始末により出火し、駅舎が全焼。
1952年(昭和27)5月27日 3代目駅舎が完成し、使用を開始。
1964年(昭和39)10月1日 東海道新幹線の京都駅が開業。
1970年(昭和45)10月1日 東海道本線で新快速の運転が開始され、当駅が東側の終点となる。
1985年(昭和60)3月14日 日中時間帯の快速列車が高槻駅まで各駅に停車することに伴い、この時間帯の当駅始発・終着の普通の運行を廃止。
1987年(昭和62)4月1日 国鉄分割民営化に伴い、新幹線部分を東海旅客鉄道、在来線部分を西日本旅客鉄道が継承。
1988年(昭和63)3月13日 路線愛称の制定により、東海道本線の当駅~米原駅間および北陸本線米原駅長浜駅間で「琵琶湖線」、東海道本線の当駅~大阪駅間で「JR京都線」、山陰本線の当駅~園部駅間で「嵯峨野線」の愛称を使用開始。
1988年(昭和63)10月1日 総工費3億円をかけて4月から建設していた山陰3・4番のりば(現在の32・33番のりば)を使用開始。
1989年(平成1)7月22日 スーパーくろしおの一部が当駅への乗り入れが開始される。
1990年(平成2)10月26日 奈良線用ホーム8・9番のりばを増設。従来の8番のりばを10番のりばに呼称変更。
1992年(平成4)10月1日 旧1番線を廃止してホームを築造し、貨物通過線として使用していた旧2番線を旅客線として、1番のりばを拡幅。
1993年(平成5)10月1日 駅ビル建設のため、プレハブの仮設駅舎の使用を開始。
1993年(平成5)12月 駅ビル建設着工。
1994年(平成6)9月4日 山陰1番のりばを「はるかホーム」に、山陰2~4番のりばを山陰1~3番のりばに呼称変更。
1994年(平成6)12月3日 「はるかホーム」を30番のりばに、山陰1~3番のりばを31~33番のりばに呼称変更。
1997年(平成9)7月12日 4代目駅舎となる新・京都駅ビルが完成。駅部分の供用が開始される。エレベーター、エスカレーター、電光掲示板の使用を開始。在来線に接近メロディ導入。在来線改札口と近鉄京都駅との改札を分離すると共に自動改札機導入。
1997年(平成9)8月1日 全国でも珍しい、京都駅と京都駅ビルの専属マスコットキャラクター「テット」と「スカーラ」を制定。
1997年(平成9)9月1日 駅ビル開業を控えて日中の当駅始発・終着の普通列車の運行を復活。
1997年(平成9)9月11日 京都駅ビルが全面開業。ジェイアール京都伊勢丹が開業。
1998年(平成10)12月1日 京都駅・京都駅ビルのマスコットキャラクター「テット」と「スカーラ」が初お目見えする。以降、2002年春まで春・夏・冬の季節毎と毎週土日にキャラクターがショウやグリーティングを行う。
2002年(平成14)3月23日 1番のりばを0番のりばに呼称変更。
2002年(平成14)7月29日 JR京都・神戸線運行管理システム導入。
2003年(平成15)11月1日 JR西日本ICカードICOCA」の利用が可能となることに伴い、当駅でも供用を開始する。
2007年(平成19)3月18日 6・7番のりばのかさ上げによる段差解消工事と0番のりばの待合室の設置工事が完成。駅自動放送を更新。
2007年(平成19)4月1日 自動券売機がタッチパネル式のものに交換される。
2007年(平成19)8月23日 JR京都駅NKビルが開業。ビックカメラJR京都駅店が入店。店内に嵯峨野線ホーム(30・31番のりば)と直結する改札口の西洞院口を開設。
2008年(平成20)2月13日 南北自由通路の西側橋上(西口改札前)に「スバコ(SUVACO)・ジェイアール京都伊勢丹」が開業。
2008年(平成20)3月30日 異常時情報提供ディスプレイが設置される(使用開始は4月1日)。
2009年(平成21)7月20日 嵯峨野線の当駅~丹波口駅間が複線化される。ただし京都駅構内の一部は単線のままである。
2015年(平成27)3月12日 入線警告音の見直しに伴い、在来線ホームの接近メロディを音質見直し版に変更。
2015年(平成27)12月21日 8・9番のりばを拡幅。
2016年(平成28)3月10日 新幹線ホームにおいて、可動式ホーム柵の設置が完了。
2016年(平成28)3月26日 ダイヤ改正に伴い、特急「しなの」の乗り入れが廃止される。また、西口の改札内に電光掲示板が増設される。
2016年(平成28)11月10日 8・9番のりばのエスカレーターが供用開始。奈良線ホームのエレベーターが移設される。
2016年(平成28)12月11日 軌道かさ下げによるホーム段差解消工事が完了。
2017年(平成29)1月20日 奈良線ホームの改良工事が完成。
2017年(平成29)2月16日 中央口および西口の改札内コンコースの電光掲示板の一部がフルカラーのものに交換される。
2017年(平成29)6月1日 地下東口の改札内コンコースに電光掲示板が新設される。
2017年(平成29)6月17日 周遊型臨時寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の停車駅となる。
2018年(平成30)3月17日 在来線に駅ナンバリングが導入される。
2018年(平成30)9月4日 台風21号の影響により天井のガラス板が落下し、数人が怪我をする事故が発生。
2020年(令和2)9月11日 当駅を始発・終着とする特急「WEST EXPRESS 銀河」の運行を開始。
2022年(令和4)3月6日 2番のりばに昇降式ホーム柵が設置され、供用開始した。

 

近畿日本鉄道
1928年(昭和3)11月15日 奈良電気鉄道が当駅~桃山御陵前駅間を開業させた際に仮設駅として設置。
1948年(昭和23)7月30日 3号線の新設工事が竣工。
1963年(昭和38)9月1日 高架化。
1963年(昭和38)10月1日 奈良電気鉄道の会社合併に伴い、近畿日本鉄道京都線の駅となる。
1964年(昭和39)11月5日 駅1階部分に「近鉄名店街」オープン。
1998年(平成10) 発車標をフルカラーLED方式に変更。
2005年(平成17)2月24日 駅構内での列車案内の放送を自動放送に切り替え。
2006年(平成18)3月6日 非常通報装置を設置。
2006年(平成18)6月1日 ICカード対応の乗り越し精算機を設置。
2006年(平成18)6月26日 近鉄京都駅改良工事に伴い、3番線の停止位置を西側の東寺寄りに約1両分20メートル移動。
2007年(平成19)4月1日 ICカードPiTaPa」の利用が可能となる。
2007年(平成19)9月22日 近鉄京都駅改良工事に伴い、中央改札口を約10メートルホーム寄りに移動。
2007年(平成19)11月30日 近鉄京都駅改良工事に伴い、八条口改札口を閉鎖。近鉄名店街の営業休止。
2008年(平成20)10月9日 近鉄名店街を、「近鉄名店街 みやこみち」としてリニューアルオープン。
2012年(平成24)3月14日 4番線の使用を開始。従来1番線のみの発着であった特急は1・2番線両方からの発着となる。
2015年(平成27)12月下旬 駅自動放送に英語案内を、LED発車標に英語案内や駅ナンバリングをそれぞれ追加。

 

京都市営地下鉄
1895年(明治28)2月1日 京都電気鉄道(のち京都市電に統合)の伏見線七条停車場(後の京都駅八条口)~下油掛(後の京橋)間が開業。
1901年(明治34)4月12日 伏見線が京都駅前電停まで延伸。
1904年(明治37)12月28日 京都電気鉄道堀川線が四条西洞院から延伸し京都駅前に乗り入れ。
1912年(明治45)6月11日 京都市烏丸線が開業。
1918年(大正7)7月1日 京都電気鉄道が京都市に買収され、京都市電の路線となる。
1929年(昭和4)1月16日 京都市電伏見線が河原町線に編入される。
1961年(昭和36)8月1日 京都市電堀川線(通称:北野線)が廃止。
1977年(昭和52)10月1日 京都市烏丸線の残存区間(京都駅前~烏丸七条)が廃止。
1978年(昭和53)10月1日 京都市電が全廃(河原町線も廃止)。これにより、京都駅前電停は廃止となる。
1981年(昭和56)5月29日 京都市営地下鉄烏丸線の当駅~北大路駅間の開通と同時に地下鉄京都駅が開業。
1988年(昭和63)6月11日 京都市営地下鉄烏丸線の当駅~田駅間が延伸開業。
2007年(平成19)4月1日 ICカードPiTaPa」の利用が可能となる。
2012年(平成24)9月25日 Kotochika京都が北改札側に開業。
2013年(平成25)3月1日 Kotochika京都が中央改札口側に開業。
2015年(平成27)12月12日 地下鉄線ホームに可動式ホーム柵が設置され、使用を開始。